様々な業界のお客様の導入事例コンテンツを数多く手掛ける弊社ですが、最近は記事(文字+写真)だけでなく、動画制作と併せてオファーをいただくケースが増えています。そのときに私が皆さんにお伝えしているのは、「記事コンテンツで論理的に、動画コンテンツで感性に訴えましょう」というメッセージです。
やはり記事コンテンツのほうが盛り込める情報量は多いので、しっかり読者に読ませて、頭で理解・納得していただくには有効です。特にサービス導入の決裁者は、“これ、いいね!”って軽く決めるわけではないので、検討に必要不可欠な情報は、文字で表現した方が思考を深めやすい。一方の動画コンテンツでは、実際に話している人の声や表情などから熱量や真剣味、人柄と言った、人の気持ちを動かす要素を表現することが可能です。
また、文字コンテンツは、何度も作り直してカタチを変えることが可能ですし、プロの書き手のテクニックによって必ずしもその方の“メッセージそのもの”ではなくなる可能性があります。中には過度な演出が加えられた“作り込まれた感”のあるコンテンツと受け取られることもありますが、動画で人がしゃべっていることにはリアリティを感じます。もちろん話し方によって、それが“言わされている感”なのか“原稿読んでいる感”なのか、そうではないのかはわかります。それが判断できるだけ視聴者は動画を見慣れているということでしょう。
しかし、あまりにも尺が長すぎる動画コンテンツは、見ている途中でつらくなり、離脱しがちなのも事実としてあります。こう言ってはアレですが、よっぽど興味がある内容でない限り、著名人ではない、素人の動画メッセージを聞き続けられるのは、せいぜい4-5分が限度でしょう。
弊社が提案する【記事コンテンツ+動画コンテンツ】では、2分程度のキャッチーな動画を提供しています。“キャッチー”とはずなわち、いわゆる“オイシイ言葉”です。コンテンツ発注者にとって“ほしかった言葉”です。ただ、その“オイシイ言葉”を台本に書いて、相手に言わせるのは違います。演技力の問題もあってか、事前に用意されたシナリオチックな“オイシイ言葉”はどうしても説得力に欠けます。やはり心から語っている言葉に勝る力はありません。
そこで重要になっていくのがインタビュアーによる“引き出す力”です。経験豊富なインタビュアーは、インタビューを受ける人の心を揺り動かしながら本質的価値を掘り起こし、インタビューを受ける方が活き活きと、しっかり言語ができるようサポートします。文字コンテンツに比べて、動画撮影のほうが、インタビュアーの力量の差が如実に現れるといっても過言ではないでしょう。